タイ・クーン・サーキット、304工業団地に新工場を開設、PCB生産能力を拡大へ

タイ・クーン・サーキット、304工業団地に新工場を開設、PCB生産能力を拡大へ

大手プリント基板(PCB)メーカーのタイ・クーン・サーキット社は、世界的に高まる電子機器の需要に応えるため、タイに新工場を建設し、生産能力を増強します。今回の投資は、先進技術の開発と製品の品質向上を通じて、国際市場における競争力をさらに高めていくという、同社の強い意志の表れです。

このほど、タイ・クーン・サーキット社は304工業団地で新工場の起工式を執り行いました。式典で同社代表のホン・ゲン・チー氏は、研究開発能力の向上を目指すと共に、車載エレクトロニクス、産業用制御・セキュリティシステム、民生用電子機器、通信エレクトロニクスの4つの主要分野で使われる高精度な両面・多層PCBの生産に注力すると述べました。 国際的なPCB技術専門企業である親会社の支援のもと、タイ・クーン・サーキットは国内外の主要顧客と協力関係を築いています。また、市および県レベルで認定された2つの研究開発センターを擁し、国際的な認証基準や知的財産管理システムも整備しています。

304工業団地の最高経営責任者であるキッティパン・チットペンタム氏は、次のように歓迎の意を表しています。「タイ・クーン・サーキット社に生産拠点として304工業団地をお選びいただけたことを大変嬉しく思います。これは、当工業団地の充実したインフラと産業の成長を支えるユーティリティシステムを高く評価いただいた証しです。これらが、同社が世界市場で力強く競争していく上で、大きな後押しとなることを確信しております。」

304工業団地は、プラチンブリー県とチャチェンサオ県にまたがる20,000ライ以上の総面積、そして2,500ライ以上の分譲地を誇る、タイでも有数の総合産業団地です。特に、バイオマス発電所と、タイの民間プロジェクトでは最大規模となる水上太陽光発電所を組み合わせたハイブリッド再生可能エネルギーシステムを特徴としています。この太陽光発電所は、4,000万立方メートル以上の貯水量を誇る巨大な貯水池の上に設置されており、エネルギーの安定供給と環境に配慮した生産活動を支えています。

Thai Kun Circuit Opens New Factory in 304 Industrial Park to Expand PCB Production Capacity.

ホン氏は、「この新工場は、当社の生産能力の拡大はもちろんのこと、タイの電子機器産業が世界市場で競争力を高めていくための重要な一歩となるでしょう」と締めくくりました。

304 工業団地

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