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世界で3番目に大きなリチウム資源を持つタイ?リチウム以外の投資機会も明らかに

鉱業・資源省(DPIM)は、タイの電気自動車(EV)産業、特にバッテリー業界にとって朗報となる発見を発表しました。タイは大規模なリチウム鉱床を発見したのです。リチウムは、軽量で腐食に強く、高温にも耐える銀白色の柔らかいアルカリ金属で、電気自動車や電子機器、太陽光エネルギーの蓄電システムのバッテリー製造に使用されます。この発見は、リチウムを利用する産業の成長を大いに促進し、タイにとって長期的な収益源を生み出すと期待されています。

タイのリチウム発見:世界第3位の埋蔵量か?
.最近、タイが世界で3番目に大きいリチウム鉱床を発見したという報道が広まり、注目を集めました。しかし、最新の情報によると、その実際の埋蔵量は予想ほど多くはなく、当局はまだ鉱床の正確な規模を把握するためのデータを収集している段階です。

この発見に加え、タイにはその他の自然資源も豊富にあり、リチウム関連の産業に参入するための外国投資家にとって優れた機会を提供しています。現在、リチウムの世界的需要は非常に高く、特に電気自動車(EV)のバッテリー製造に欠かせない原材料であるため、急成長している産業です。これにより、タイは将来的にEVバッテリー生産のハブとしてのポテンシャルを持ち、外国投資家にとって多くのビジネスチャンスを提供することが期待されています。

リチウム以外のタイにおける投資機会
タイは、経済的、社会的、政治的に強固な基盤を有する投資ポテンシャルの高い国です。特に産業分野において、タイは長い間、外国投資の主要な目的地として位置付けられています。世界的なCOVID-19危機により経済や投資環境に影響を受けたものの、タイは依然として外国投資家を引き付ける多くの魅力的な要素を提供しています。これには、投資を促進する政府の政策や、法人税を最長13年間免除するなどの多くの優遇措置を提供する投資委員会(BOI)が含まれます。また、近代的なインフラ、多様な文化や観光資源もタイの魅力を高めています。さらに、食品・飲料、技術、医療分野などの産業も発展しており、タイを外国投資の目的地としてさらに魅力的なものにしています。

タイにおけるEV産業の成長
2023年末に近づくにつれ、モーターエキスポ2023での電気自動車(EV)の需要急増のニュースは、タイでのEVの人気が高まっていることを強調しました。主要な中国企業はタイにEV生産工場を設立し、同国を世界的なEV輸出の生産拠点として位置付けています。BYD、GWM、MG、NETAといった既存ブランドに加え、2024年までにさらに2~3社の自動車メーカーがタイに工場を設立することが予想されています。また、トヨタやホンダなどの日本の自動車メーカーもタイを生産拠点として活用する見込みです。これにより、特にリチウムを活用した電気自動車製造工場が既に設立されている工業団地や地域において、EVバッテリー産業への投資が非常に有望となっています。

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